あなたの知りたい探偵情報サイト

調査依頼の流れ

お悩みの相談から契約、調査終了までの一連の流れを紹介します。
(探偵事務所によって若干異なります)

実際に探偵事務所に依頼するときの参考にしてください。
調査依頼の流れ

調査を依頼して調査完了するまでの流れ・手順

1. 無料相談

調査依頼の流れ

電話、またはメールにて無料で相談ができます。
胸にあるモヤモヤ、心に引っかかっている心配事など何でも話してみてください。匿名の相談も可能です。もちろん秘密は厳守されます。

探偵事務所によっては、電話やメールだけで無料で見積もりを出してくれたり、無料で出張相談してくれるところもあります。

見積もりを出してもらうまでは匿名でも大丈夫ですが、依頼内容の詳細を伝える必要があります。

 

2. 面談

調査依頼の流れ

探偵事務所の相談員・調査員と実際に会ってお悩みを相談します。電話・メール相談と同様、面談も無料です。
面談では、調査員や相談員がお悩みの相談内容からどのような対策を取るべきか、どのような方法で解決していくかといったアドバイスを受けることができます。

面談場所は、多くの人が事務所以外の喫茶店やホテルのラウンジなどで面談するようです。
探偵に調査を依頼することが初めての人がほとんどでしょうから、探偵事務所を訪れること自体に緊張したり、他人に探偵事務所に入る姿を見られたくないと思う人も多いからです。

それでも可能であれば、探偵社に実際に足を運んでみることをお勧めします。
というのも、事務所以外の場所で面談・契約をし、調査費用を支払わせた後で連絡がなく、事務所の住所をたずねると事務所などないという悪質業者が報告されているためです。

また、探偵事務所がどんな場所で、どんな構えをしているのかも確かめたいポイントです。
レンタル事務所のような簡易的なオフィスであったりすると、調査能力が不十分なのではないか、実績が浅いのではないかなどと心配になります。
あるいは、しっかりとした事務所を何十年も構えているようであれば、経験や調査能力に信用がおけると感じるかもしれません。
こうしたことも、良い探偵事務所を選ぶ上での判断基準になります。

 

3. 見積もり

調査依頼の流れ

相談内容や状況のヒアリングが済めば、必要な人員・日数から調査費用の見積もりが出ます。
どのような方法で調査を行うのかという説明や、離婚訴訟や慰謝料請求で調査報告書を使う可能性があるかなどの説明を受けます。
多くの探偵事務所では自社のホームページに料金表を載せていますから、事前に調べておくとおおよその費用感がつかめて安心でしょう。

調査項目別の平均費用の詳細はこちら

 

4. 契約

調査依頼の流れ

契約時に必要な書類

きちんとした探偵事務所では、契約にあたって法律で定められている以下の3点の書類への署名・捺印を求められます。

逆にいえば、以下の3点の書類が用意されていない探偵事務所は法的な手続きに則っていないということなので、信頼性が低いと言えます。
そういった事務所の場合、契約や支払いはいったん保留にして、別の探偵社を検討したほうがよいでしょう。

A. 重要事項説明書
探偵業法第8条に基づく重要事項を明記した書面です。
内容には、調査結果の報告の方法・報告の期限、調査料金、個人情報保護に関する事項などの取り決めです。

(表面)            (裏面)

調査依頼の流れ    調査依頼の流れ

B. 調査委任契約書
調査依頼者と被調査人の氏名・電話番号・住所・勤務先などの個人情報と調査の種類を明記した契約書です。

調査依頼の流れ

 

C. 誓約書
調査結果の利用目的が、探偵業法第7条に抵触しないことを誓約した書面です。

調査依頼の流れ

 

契約のキャンセル・クーリングオフについて

探偵事務所に依頼をしてみたけれど、家に帰ってよくよく考えたら契約内容や説明で納得できない点があり、いったん契約をキャンセルしたい/クーリングオフしたいと思う場合もあるでしょう。
一般的にクーリングオフの条件が適用されるのは、

  1. 訪問販売
  2. 電話勧誘販売
  3. 連鎖販売取引
  4. 特定継続的役務提供
  5. 業務提供誘引販売取引
  6. 訪問購入

のいずれかに該当する場合です。

探偵事務所への依頼の場合、契約形態によってはクーリングオフの対象になります。
例えば、探偵事務所以外の場所で契約した場合、「訪問販売」に該当するのでクーリングオフの対象になります。

一方、探偵事務所内で契約した場合はクーリングオフの対象になりません。
依頼人の自宅で契約したケースでは、自分から自宅に探偵を呼んだ場合はクーリングオフ対象になりませんが、事務所から自宅で契約することを提案された場合は訪問販売に該当するためクーリングオフの対象になります。
クーリングオフが適用されない場合のキャンセルは、各探偵事務所が定める解約手数料を支払うということが一般的です。解約手数料については調査委任契約書に調査料金の何パーセントと明記することが義務付けられています。

 

こんな契約をしてくる探偵社は注意!

注意したいのが、とりあえず相談しに行っただけなのに、「すぐに調査を開始しないと大変なことになる、すぐにでも契約したほうがいい。お金は後でも大丈夫。」などと言ってその場で契約書にサインをさせるような探偵事務所です。

上でも説明したとおり、事務所内での契約はクーリングオフの対象になりませんから、家に帰って「やっぱり調査費用が高かったからキャンセルしたい」と思った場合に、解約手数料を請求される可能性があります。

 

5. 着手金の支払い

調査依頼の流れ

事務所によってこれも差がありますが、調査総額の10~30%を着手金として調査前に受け取る事務所が多いようです。
注意しなくてはいけないのが、調査費用の全額を前金として調査前に支払わせようとする事務所です。

調査を終え、報告書を依頼人に渡した段階で調査費用を全額請求するというのが一般的な探偵事務所のやり方ですから、もし前金を過大に請求してくるようであればその事務所への依頼はやめておいたほうがいいでしょう。

また、「完全成功報酬制」と広告では謳っておきながら、実態は調査費用を前払いさせ、「調査が成功しなかった場合には返金する」というシステムを取っている探偵事務所も注意が必要です。
こうした業者の中には、いつまでたっても調査結果を出さずに、こちらから途中経過を問い合わせても「まだ調査中です」などと言って、調査料金をいつまで経っても返金してくれないところがあります。

さらに、「成功報酬型」という文言についていえば、「調査が成功した/しなかった」という基準も曖昧なもので、悪徳業者の中には「不倫調査をしたが、不倫していないという結果がわかったので成功だ」として報酬を要求するところもあります。

 

6. 調査

調査依頼の流れ

重要事項説明書・調査委任契約書のとおりに調査が行われます。
基本的に契約時の見積料金以外の料金は発生しませんが、例えば尾行調査で被調査人が飛行機で移動するなどの予期せぬ行動をとり、依頼人の指示により尾行を継続するという場合は、移動費用などの実費分が追加料金として請求されます。

 

7. 報告

調査依頼の流れ

調査結果報告書や調査結果の資料などと一緒に、結果報告を受け取ります。
不貞調査の場合、現場の写真や記録が証拠として報告書にまとめられます。
不貞調査で訴訟に発展する可能性がある場合、法律事務所用の報告書も作成します。

8. 調査費用の支払い

調査依頼の流れ

調査結果報告書と引き換えに、着手金を差し引いた残りの調査費用を支払います。
ほとんどの探偵社は現金払いの他に銀行振込が可能ですが、クレジットカード払いや分割払いに関しては対応している事務所とそうでないところがあるため、契約時に必ず確認しておきましょう。

9. アフターケア

調査依頼の流れ

調査結果に基づいて、調査員が相談に乗ります。
多くの探偵事務所には顧問弁護士がついていたり、法律事務所とのつながりがあったりしますから、離婚訴訟や慰謝料請求など法的な手段を必要とする場合は、法律事務所や弁護士の紹介をしてくれます。また、調査員が裁判の証人として出廷することも可能です。