実際に調査を依頼する場合、いろいろ不安なことや心配なこともあるでしょう。
そんなときは、以下のようなことを心がけて面談に臨めば安心です。
探偵との面談の前に、あらかじめ質問事項をまとめておき、気持ちの整理をしておくとよいしょう。
そして面代では、調査の内容と目的をしっかり伝えます。
信頼できる探偵か確かめるためにも、次のようなことを質問してみましょう。
話を聞くときは、必ずメモを取り、可能ならば録音し、後で確認できるようにします。
実際に探偵と会う場合、探偵事務所に行くところを誰かに見られたくない、事務所に行くのは不安だ、といったような理由で、事務所ではなくホテルのラウンジや喫茶店で会うこともよくあることです。
また、調査の内容によっては、自宅に来てもらって相談する場合もあります。
探偵事務所に行くのは少し気が引ける、という人もいるかもしれませんが、実際に事務所に行ってみることで、その探偵事務所の雰囲気や規模などがわかります。
自分の目で確かめることが大切です。
お金をかけ、個人情報なども明かすわけですから、契約前に一度事務所に足を運んでみることをおすすめします。
話をしてみて、説明がいい加減だったり、料金があいまいだったり、態度が横柄だったり、不信感を持ったりしたら、その探偵には頼まないほうがよいでしょう。
調査についてきちんとした説明があり、こちらの質問にもごまかさずに答えてくれ、契約書も揃っている、そのような探偵や事務所のほうが安心です。
また、ある程度の実績や経験のある探偵事務所に頼むほうが確実でしょう。
実際に調査を依頼することになった場合、まずは「契約」を結びます。
契約書の内容はしっかり確認しましょう。
その場で契約せずに一度持ち帰り、契約書の内容を吟味してから後日契約するほうが安心かもしれません。
どの探偵に依頼しようか、慎重に選ぼうとするのは当然のことです。
しかし、探偵も依頼人を慎重に見極め、場合によっては依頼を受けないこともあります。
一般的に断られる依頼としては、
・社会的差別の原因となるもの(出身地、本人・両親・祖父母が外国人かどうかなど)
・ストーカー行為を助長すると考えられるもの(相手の住所・電話番号などの個人情報)
・DV法に係る被害者の所在調査の目的
・盗聴・盗撮行為目的
・その他公序良俗に反する調査目的
があります。
さらに、上記に当てはまる本来の目的を隠して調査を依頼するために嘘をつく依頼人もいるといいます。
例えば、妻に暴力を振るっていたら妻が逃げ出したので見つけ出して連れ戻したい夫が、「妻が不倫をしていて、問い詰めたら逃げ出してしまった」と依頼をしてくるケース。
あるいは、ストーカー目的で女性の住所を知りたい人が、「学生時代の友人に同窓会の連絡をしたいが住所が変わってしまった」と言ってくるケース。
DVやストーカーなど犯罪に加担する調査は、当然個人的な心情として引き受けたくないでしょうし、探偵社の評判を落とすことにもなりますから、探偵は依頼人の嘘を見抜かなくてはなりません。
そのため、依頼人の提供する情報に不自然な点があったり、情報が少なすぎたりすると依頼を断られてしまう場合もあるのです。